2016-06-23 NO.2 思うんだ、自分はいつもひとりなんじゃないかと。 携帯のメモリには溢れるほど名前が登録されているのに、 センチメンタルな感情を抱いた瞬間、その名前は意味を持たなくなる。 これだけ地球上には人がいて、僕のことを知っている人もきっと沢山いるはずなのに、 「誰か」に連絡を取りたいと思うと、その「誰か」を見失ってしまう。 そして唐突に気づくのだ。 誰か、じゃなくて、君に、ということに。